室内がカビ臭い原因3つと対策方法

部屋がカビ臭い・・・」と思ったら、その原因の1つとして雨漏れに注意をしておきたいところです。 雨漏れは目に見えない理由なので、一般的に気付かないことが多いです。

目次

カビとは?

カビというのは身近によく使われる言葉ですが、そもそもカビとは何かを知らない方は多いのではないでしょうか?

カビというのは菌です。
微生物の1種であり、何万という膨大の種類のカビが存在します。
その中でも「黒カビ」と「青カビ」と「赤カビ」は住宅内に発生するカビとしてメジャーです。

カビは人体に好ましい微生物ではなく、「感染症」や「アレルギー」など様々な症状の原因となることがあります。
そのため、住宅においてはカビが発生しない状態を維持するのが理想であり、カビが発生した場合はしっかりと掃除や換気を行うことが大切です。

カビが繁殖しやすい条件

カビは微生物なので放置すると繁殖していきます。
お風呂場の隅っこが黒くなっていて、掃除をせずに放置すると黒い面積が広がっているのはよく見る光景です。

カビは温度と湿気によって繁殖しやすくなるので、梅雨の時期は特にカビに気を付けたいところです。
カビの研究では、「20度~30度」の間はカビが発生しやすいとされており、湿度については「80%」とされています。

部屋がカビ臭い3つの原因

部屋がすでにカビ臭い状態は、部屋のどこかにカビが発生していることが考えられます。

  • 部屋を掃除していない
  • 換気をしていない
  • 雨漏りしている

この3つの原因によってカビが発生していることが多いため、思い当たる理由に対して対策を立てましょう。

部屋を掃除していないと、ホコリがたまります。
ホコリは水分を吸収しやすいので、これによってカビが発生します。
週に一度は部屋の隅々まで掃除をすることを心掛けましょう。

部屋を換気していないと、温度や湿度が高くなります。
これによってカビが発生しやすい環境になるので、掃除と合わせて定期的に部屋を換気することを心掛けましょう。

基本的に部屋を掃除して換気をすれば、それだけでカビ対策は問題ありません。
また、すでにカビが発生している状態でも、徹底的に掃除をすれば解決できます。

しかし、「雨漏り」だけは天井と屋根の間にカビが発生しているので、簡単に対処することができません。
また、雨漏りしているということは、屋根が割れるなどのトラブルが考えられるため、根本的に屋根を修理する必要があります。

雨漏りとカビの対策方法

雨漏りは業者に修理を依頼しなければなりません。
雨漏りを放置すると、木材が水分を吸収してカビがさらに繁殖していき、最終的には木が腐ってしまいます。
木が腐ると住宅の耐震性にも影響が出てくるので、単純に屋根を修理するだけでは解決できなくなってしまうケースもあります。

業者に屋根を修理してもらったら、内部に繁殖しているカビもしっかりと除去しておきましょう。
木材に繁殖したカビは、漂白剤やアルコールで除去できます。
木材の内部までカビが繁殖している場合、薬剤の濃度を高くするのが効果的です。

また、濃度の高い薬剤を布などにしみこませて、それを一定時間巻き付けることで内部まで薬剤を浸透させることができます。

この作業を家族で行うのは難しいため、雨漏りを修理してくれる業者さんに協力してもらうのが現実的です。

まとめ

定期的に部屋を掃除しており、さらに換気もバッチリ、それなのに部屋がカビ臭いという状況は「雨漏り」によって天井裏にカビが繁殖していることが考えられます。

まずは、屋根に問題がないかどうかを確認して、トラブルが起きているなら速やかに修理をしましょう。
そして、繁殖しているカビをしっかりと除去するように努めて下さい。