天井や壁にシミが発生!雨漏り被害の症状と対策方法

雨漏り被害は部屋が水浸しになる程度の被害に留まりません。 雨漏り被害はときに人の生活を左右するような、甚大な被害を生み出すことがあるのです。 水滴が屋根素材を通過するとき、屋根素材に大量の水分を残していくため、カビ被害や白アリ被害なども発生してしまいます。 これを繰り返すと雨漏り被害は、部屋が水浸しになる程度のレベルでは済みません。 被害症状と対策方法を抑えていきましょう。

目次

カビによるシミ

カビが生えることで色が付き、カビ自体をとっても色素が壁にへばりついてしまうという面倒な症状です。

この症状に対処するには市販のカビキラーなどの薬剤を用います。
使い方は製品説明書に書いてある通りです。
カビが残っている状態でもカビをしっかり殺してくれて、特定の色素のみに効く漂白剤が配合されているため、納得のいく効果が得られます。

これは誰にでも対処が出来る症状です。
今すぐに対処をしてしまいましょう。

屋根素材の耐久力低下による老朽化

耐久力が低下すると、当然老朽化が進み、最悪の場合は建物の倒壊につながることもあります。
これは屋根を通った水分によって、屋根素材が腐食してしまうことが原因です。
また、雨漏りが発生するような場所は、日常生活で気にされることが少なく、一度腐食が始まってしまうと非常に速いスピードで進行してしまいます。

そうなれば自然に倒壊することは無くとも、台風などの天候が著しく悪化した時に、何時壊れてもおかしくないという非常に危ない状態になってしまいます。
症状が悪化して手遅れになる前に、業者へ依頼して症状を改善してもらいましょう。

なお、基本的にこの症状を自力でどうにかすることはできません。

白アリの発生

このトラブルは雨漏り被害の中でもトップクラスに凶悪な被害です。
家屋に白アリが住み着いてしまうと、景観的にも、家の耐久力的にも、非常に大きなダメージになってしまうからです。

寝るときに天井からカサカサと音が聞こえ、それが家を食い荒らす白アリだなんて想像したくもありません。
無論、家の耐久力から見てもダメージは大きく、これが前述の屋根素材の腐食と併せて発生すると、10年以内という凄まじいスピードで家屋の倒壊を招きます。

また、これも一人では対処が難しいため、業者に頼むのがいいでしょう。
白アリは家屋の広範囲に渡る部分で生息するため、個人で駆除するのは非常に難しいです。
また、白アリと同様に家屋の老朽化などの症状が併発している可能性があるため、業者へ依頼しましょう。

白アリ被害は非常に凶悪なので、一刻も早く手を打ちましょう。

カビの発生によるアレルギー反応の発生

カビの発生によるアレルギー反応は、重篤な有害事象であるにも関わらず、自覚しにくいというのが特徴です。
症状が花粉や風邪に微妙に似ている上に、普通の人でも起こりそうな症状のため、なんだか調子悪いなで済まされてしまうことがあります。

  • 水のような鼻水がドバドバ出る
  • 全身がかゆくなる
  • 喉や鼻の奥が痛い

こういった症状が突然出た場合、アレルギー反応と考えて間違いありません。
直ぐに皮膚科にいき、抗アレルギー薬を処方してもらいましょう。
また、皮膚科へ行く余裕がない場合は、最低ランク(抗アレルギー薬はその効果強度によって市販が制限されている)の抗アレルギー薬は薬局などで市販もされているので、そこで買いましょう。

この被害は、アレルギー症状だと自覚しにくい点が厄介ですが、自己判断せず、該当する症状を患っていた場合はしっかりと病院に行きましょう。

たかが雨漏りと侮ると非常に危険です

これまでで説明した通り、雨漏りの被害は本当に危険です。
中には雨漏れによる症状とは分かりにくいものもあります。

とにかく自己判断をせず、直ぐに専門家に頼んで対処をしてもらう点が重要になってきます。

まとめ

この記事では雨漏りがもたらす被害と、その対処および対策方法をお伝えしてきました。

しっかり対策と対処をして、家と自分の健康を守りましょう。